体験談:父を家族葬で送ってその気持ちに思いが至りました

父の希望で執り行った家族葬

6年前に父を亡くした際、故人となった父の強い希望も合って、家族だけで送る「家族葬」を執り行いました。
友人や知人などからのお香典なども一切受け付けず、関係各所への公表も葬儀が全て終わってからおこないました。
葬儀自体は父と、娘である私、そして兄、母、叔母、叔父だけのこじんまりしたものでした。

父が家族葬を希望した理由がわかった気がします

見た目にはわびしそうに見えるかもしれませんが実際はお坊さんが帰られたあと、心行くまで父との最後の夜を過ごせた事が家族にとっても幸せに感じられました。
闘病生活から死去まで、めまぐるしく過ぎていった日々の中で、本当に最後の最後の貴重な時間を過ごせたのは、家族葬ならではだと思います。
たくさん弔問客が来るお葬式は、色々気を使うことにより悲しみを軽減させることができるというメリットはあるかと思いますが、父の場合は死期がわかっていたためにこのような形でも、心を乱すことなく静かに受け入れ過ごす事ができたため、私達家族にとっては本当によかったと思います。
父が家族葬を強く希望したのも、こういった事をわかっていたからかもしれません。

家族に負担をかけたくない父の気持ちをありがたく思いました

葬儀は自宅で執り行い、次の日は家族で和風ファミリーレストランに行って簡素な食事会のみ実施しました。
この食事会についても父が生前、自分の葬儀の後はそのようにしなさいと指示したものです。
これは死んだ後にまで金銭的に余計な負担をかけたくないという父の配慮だったのかなあと思いますし、実際費用もそれほどかかりませんでした。
おそらくいわゆる通常の葬儀の半額以下ではないでしょうか。
死んだ後まで考えて、家族の事を思ってくれていた父には頭が上がりません。
家族を送る形でこのような葬儀を経験した身としては、自分に死期が迫った際も、こうありたいと思います。

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